全国放送のテレビで長崎県民へのインタビュー中に字幕が出るのを見ると、長崎の方言ってやっぱり他県民に通じないのかと悲しい気持ちになります。
長崎県民の言いたいことが少しでも伝わるように、日常会話で使う簡単な方言を集めてみました。
~か 形容詞
意味:~い
例文:かわいか(かわいい)
~す・~らす 助動詞(尊敬)
意味:~れる・~られる
例文:先生の話さす(先生が話される)
例文:大統領にならす(大統領になられる)
~の 助詞
意味:~が
例文:車の鍵のなくなった(車の鍵がなくなった)
~ば 助詞
意味:~を
例文:タクシーば呼んで(タクシーを呼んで)
~ん 助詞
意味:~の
例文:家ん中に蚊の入っとる(家の中に蚊が入っている)
~ん 助動詞(否定)
意味:~ない
例文:この道は通り抜けできんよ(この道は通り抜けできないよ)
いっちょん
意味:ひとつも
例文:宿題のいっちょん終わっとらん(宿題がひとつも終わっていない)
からう
意味:背負う
例文:新しかランドセルばからってみんね(新しいランドセルをからってごらん)
つ
意味:かさぶた
例文:つの取れた(かさぶたが取れた)
なおす
意味:元の位置に戻す・片付ける
例文:そんホウキばなおしとって(そのホウキを片付けておいて)
ぶっつ
意味:先が丸くなる
例文:こん鉛筆、先のぶっつになっとるよ(この鉛筆、先が丸くなっているよ)
ほげる
意味:穴があく
例文:靴ば脱いだ時に、靴下のほげとっとに気付いた(靴を脱いだ時に、靴下に穴があいているのに気付いた)